2005年09月02日

仏教に関する本

仏陀を歩く ―誕生から涅槃への道
4062583070白石 凌海

講談社 2004-08-10
売り上げランキング : 144,181

おすすめ平均 star
starブッダは実在した。
star血の通った仏陀を感じる事が出来る!

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借りて読んだ本。
仏陀の歩んだ道を実際に作者が旅しながら偲んでいる。
ちょっと難しい所もあったけど、
なつかしいインドの田舎の風景が目に浮かんだ。
すでに滅んでしまった町、昔と変わらない自然、
逆に今盛んな場所もある。聖地にやって来る人目当てに儲けようとしている人々も。
でも、それがすべてインドなんだなー。
インドでは聖と俗は乖離せず混沌として熱気を帯びている。
その混沌の中で人間というものを見つめ、見通し、
生きることの意味を悟った人がいる。
そういう思想は多分、あの混沌の中からしか生まれないんじゃないかと
ふと思う。

ゴータマ・ブッダ
4393132971羽矢 辰夫

春秋社 1999-05
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これも仏陀の生涯を扱った本。
羽矢先生は気功のお仲間なのだ。
仏教関連の本は時々読むが、お坊さんの書いた本とか
難しいのが結構多いんだよね。
でもこの本は仏陀の悟りについて
すごく丁寧にわかりやすく解説していると思う。
気功の考え方にも通じる部分があって、東洋の思想の共通性を感じる。
多分、仏陀の悟ったことというのは、とてもシンプルなことなんだと思う。
我々一般人が理解できないだけで。
それを高尚なものにしてしまったのが大乗の弊害なのかなあ。
大乗にもいいところはあるんだけどね。
やっぱり権威主義に陥った宗教はダメなんですねー。

生きて死ぬ智慧
4093875219柳澤 桂子 堀 文子

小学館 2004-09-18
売り上げランキング : 484

おすすめ平均 star
star著者渾身の現代語訳
star般若心経という言葉に関心をもったすべての人に。
star原子からみた世界

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以前、この著者の「われわれはなぜ死ぬのか」という本を読んだ。
生命科学者でありながら、原因不明の病気に冒され
寝たきりの状態が続く中、科学者の立場から「生と死」を見つめた本だった。
この「生きて死ぬ智慧」は病気からようやく快方に向かった著者が
出会った仏教の教え、そのもっとも根本的な教えである「般若心経」を
著者自身の解釈で意訳(心訳と呼んでいる)したものだ。
「般若心経」の「色即是空」は量子物理論と似ているというのは
前に何かで読んだのだが、やはり、原子の世界から見た風景と
仏陀の悟った世界というのは似ているのだ。
どちらも一元的なものの見方をしているから、と著者は言う。
シンプルだけど一般人にはわからない世界というのはこれなんだな。
私たちは常に二元的な物の見方をしているから。
でも、気功をやり始めてから考えるようになったのは確かに一元的な世界。
だからこの本がすごくよくわかる。
一つ一つのわかりやすい言葉がしっかりと響いてくる。
このような見方が出来れば、多分、私たちはもっとシンプルに生きられるのだ。

最近、テーラワーダ仏教というのを教わった。
サイトは→こちら
日本では珍しい上座部仏教の団体だ。
ヴィパッサナー瞑想という実践も
いわゆる禅の瞑想とちょっと違っていて面白い。
上記の仏陀の本にもあるように
原初、仏陀の教えというのは「仏様にすがる」ものではなく
自分で自分を助けるためのものだった。
そしてそのためにシンプルな行を実践する。
現代は個人の意識がとても強くて、その分孤独に悩む人も多いけれど
そんな現代だからこそこの教えは受け入れられやすいんじゃないのかな。
「生きて死ぬ智慧」でも最新の科学と「般若心経」が結びついたように
一番古い教えが不思議と現代にマッチするのだ。
そこが仏教の、仏陀のすごい所だと思う。
posted by きんと at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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