2004年02月28日

「妖魔の島」「海人の都」

ゆめのみなとさん作
掲載サイト・・・夢の湊

「妖魔の島」は闇の勢力に侵されつつある世界で、希望の星となるはず?の少年と少女が出会い旅立つお話。

これぞファンタジーという情景、道具立てが随所に散りばめられ、それだけでもワクワクするが、感じ入るのはなんといっても旅立つ少女シアの丁寧な心理描写だろう。海のものとも山のものともつかぬ予感から始まり、狭い島の不遇な暮らしから、思わぬ事件に巻き込まれ生まれて初めて島を離れ旅立つことへの不安と期待。物語はシアの心情に寄り添うように書かれていて共感が持てる。美しく優しい情景描写と相まってシアの旅立ちは感動的だ。
一方、見習い魔法使いの少年エスカについては、どちらかというと脇に回っていて多少不満が。。。(いや、萌えキャラになりそうと期待が大きかったもので (^^;)

というわけで、その続編にあたる「海人の都」へ突入〜。
こちらは化け物じみた海人が出てきたり怪しい呪術師が出てきたりで、動きのある冒険活劇ファンタジーになっている。
やはり情景描写が美しく、綺麗な絵の少女漫画を読んでいるよう。「妖魔の島」でもそうだったが、ここでもシアやエスカと大人たちの対比がよく描かれていて、少年少女の純粋さや幼さを際だたせている。けどやっぱりシアとエスカの力関係はシア>エスカなのですね。シアがスープをかき回し、エスカがスパイスを加えるって感じかな。見習い魔法使いが成長し立派な萌えキャラ?になるにはもう少し待たなければならないようで。。。

ただ私にとっては、ちょっと読みにくい箇所が何カ所かあった。特に「妖魔の島」の方で。どう読みにくいかというと翻訳文を読んでいるような感じ。遠回しな言い方だと文章の意図がよくわからなかったりするのだ。しかしこれはただ単に私の読解力不足ゆえのことで、文体との絡みも考えるとこれはこれでいいのだと思う。後は好みの問題でしょう。
(実のところ読解力不足の私などが文章を書くと、簡便で直裁的な文章ばかりになり「ストレートすぎる」と注意されちゃいますし)

次は全体像が見える&エスカが成長する物語を期待致しますよ〜。
posted by きんと at 00:50| Comment(0) | TrackBack(0) | Web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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