2010年04月13日

テルマエ・ロマエ

4047261270テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)
エンターブレイン 2009-11-26

by G-Tools


立川のオリオン書房へ
「のだめ」と「ジャイキリ」を買いに行ったら
入り口の「話題の新刊本」の平積みコーナーに
このマンガがありました。

ワタクシ的には
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
という感じでツボでした。
中見なくても即買いでしたが、
一応、サンプルを見て、
その場で笑いを堪えるのに必死になりました。

ワタクシ的ツボなのは
まず、テーマが風呂であるところ。
そして、風呂の愉しみが
古代ローマ人も現代日本人も同じであるところを
非常に的確に、おもしろおかしく書いてあるところ
であります。

私自身、お風呂大好き、温泉大好き
なわけですが
風呂好きなのは日本人だけじゃないよ
ということは常々感じていて
たとえば風呂を知らないアメリカ人が
日本に来てすっかり風呂にハマって
アメリカの自宅に日本式風呂を特注で作った
とか言う話を聞いても、然りと思うわけです。

そしてまた都市文化に公衆浴場は欠かせないということは
江戸時代のお江戸の銭湯でもそうですし、
拙作「ディマシュクのウード弾き」で
イスラーム文化についてあれこれ調べていたときに
イスラーム世界の人々もハンマームをこよなく愛した
ということからも、得た結論なのです。

100万都市のバグダードとお江戸。
その庶民が愛した日常の社交場が公衆浴場だったのです。

その時の参考書。
4634341808浴場から見たイスラーム文化 (世界史リブレット)
山川出版社 1999-04

by G-Tools


ハンマームの原型は古代ギリシャローマの
テルマリウムという蒸し風呂から来ています。
日本でももっとも古い浴場の形式は蒸し風呂だったですしね。

ローマ帝国のプール式の浴場や
日本の銭湯などお湯をためる浴場になったのは
やはり水がふんだんにあって
お湯をふんだんに沸かせるからなんですね。
それができなかった中東ではずーっと蒸し風呂だったのです。
でもやっぱりお湯に浸かる方が気持ちいいので
上記のリブレットには
お湯を身体に掛けるために貯めてある湯船に
入っちゃう人がいて、湯は汚れるし非常識で困る
みたいな話が載っていて、笑えます。

ああ、風呂のことだとなんて雄弁なんだ、ワタシったら。

表題のマンガのことに戻ると、、、
日本とイタリアって気候風土がよく似ているんだなあ
と感心させられます。
温暖で湿潤で、夏は汗をかき、冬は寒い
だから、お風呂が気持ち良い。。。
富士山と駿河湾の風呂絵が
ベスビオス山とナポリ湾の風景だなんて、もう。。。
笑うしかない。。。

マンガ大賞を取ったそうで
その経過のことが昨日のNHK「MAGネット」で
やっていました。

ちなみに、カスタマーレビューを見ると
賛否両論ですが、当然だと思います。
風呂が特別好きじゃない人には
良さはわからないと思います。

そして、この先どう続けるのか
非常に気になります。
posted by きんと at 18:19| Comment(0) | TrackBack(1) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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